2010年08月16日

いつわりのラストシーン


1982年の作品

いつわりのラストシーン

僕の前には君一人
キャンドルライトの淡い部屋
静寂の時が二人を包む

君の顔がうつむき加減になったとき
僕はゆっくりと別れ話を持ち出す。


カット!カット!カット!
いい感じだ、ここまでは最高(トップ)の出来だ
もう一人の僕の声が心の中で笑ってる

うつむいていた君の頬に
一筋の光が走る
僕は続けざまに言葉を浴びせる

君の顔に諦めの愛が咲いたとき
僕はゆっくりと別れを君に告げる

※ref

うつむいている君を背に
僕は去って行くはずなのに
ここまでは台本どおりなのに

最後まで冷静に演技をすることが
君への本当の思いやりと信じていたのに

カット!カット!カット!
やり直しだ、甘い気持ちは捨てちまえ
もう一人の僕の声が心の中で怒鳴ってる

カット!カット!カット!
もう分かった
この役はおまえには無理
優しさとか思いやりとかそんな嘘は捨てちまえ

by Kohji1982
posted by kohji at 20:35| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【Memorandum】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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