2009年09月21日

風の心を持つ少女



風の心を持つ少女

僕のおじいちゃんが昔住んでいた街には
とってもきれいな女性がいて
若い男達は皆、恋してしまったんだって
その娘の瞳はどこか遠くを見ているようで
その娘の肌は透きとおるように白く輝いていた
時々思い出したように
口元に笑みを浮かべるんだって
そう、彼女は風の心を持っていたんだ

街の男達の熱い眼差しに
とても耐えられなくなったか
彼女の姿はいつしか見えなくなったって
男達は風の心の純粋さを知り
あらためて人間のおろかさを悟りつくした
まるで生まれ変わったように
仕事に精を出したんだって
そう、彼女は風の心を置いて行ったんだ

時の流れとともに
僕にも恋人が出来た
どこか遠くを見ているような瞳と
透きとおるような白い肌が好きだった
その娘のママは昔のことは
あまり口にしないで
お前が大人になってからねと
うまくごまかすんだって
でも、時々思い出したように
口元に笑みを浮かべるんだって・・・

君がそう言った時に、
僕の目覚まし時計のベルが

鳴った。。。

by Kohji 1981
posted by kohji at 14:43| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Wind of Mind | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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